最終話 転生したら――
「先輩、先輩!? しっかりして下さいよ、先輩ーーーー!!」
刺されて倒れたナイスガイを抱えて泣き叫ぶ若造と、それを悲しそうに見つめる女性。
田村と沢渡さんだ。
コイツ等、本当に変わってないな――いやまあ、変わってなくて当然なんだけど。
俺は田村に歩み寄り、肩を叩いた。
「ちょっとどけよ、田村」
「っ!? 誰だ、君……? 何で俺の名前を知って――」
「いいからいいから。相変わらず細かいヤツだな」
文句を言おうと俺を振り向いたが、あまりの美貌に言葉を失った、って所か?
沢渡さんに怒られるぞと思ったが、その言葉は飲み込んでおく。
俺は田村を押しやると、懐から取り出した宝珠ギジコンをナイスガイの死体へと翳した。
さて、と。
死体と宝珠ギジコンが上手く融合したので、後は俺の『多重並列存在』を移して完了だ。
おっと、忘れてた。
人間の肉体には痛みがありそうだし、きちんと治療しておこう。
そう考えて、懐から取り出した回復薬を死体へと降り注ぐ。
見る見るうちに傷が消えるのを確認し、こっちでも薬は効果があるのだと納得した。
上手く治癒しなかったら、一度飲み込んで復元するしかなかったので少し面倒だと思っていたのだ。
回復薬に効果があって助かった。
これで準備完了。
俺は意識を集中し、宝珠ギジコンへと『多重並列存在』を移した。
《成功です。こちらでも問題なく能力スキルは発動するようです》
うむ、良かった。
ナイスガイ――つまりは元の世界の自分の肉体に、今の意識を分けて移す事に成功したようだ。
さて、俺――三上悟――が目覚める前に、さっさとこの場を離れるとしよう。
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be20a4887bc3d3353f527d3636c44e3)
一応完結ですって言われたところまでしか読んでないからかな
要約すると異世界の神的存在として世界収めると同時に
現実世界へ次元移動して死ぬ前の自分も助けてそっちはそっちで普通に生活させるという感動のフィナーレ
>>4
死んだという事実が無くなるならそもそも転生したこともなくならない?
>>5
死んでチート手に入れて2人になったと思えばいいんじゃね
だからあの殺人犯はなんなんだよ
>>7
それこそ、言っても信じないだろう。
俺を殺した犯人を、俺はともかくディアブロが許すハズがない。
今頃は、犯人はディアブロによる無限の責苦により、生まれて来た事すらも後悔させられているハズだ。
それを言っても仕方ないので、俺は笑って誤魔化す事にした。
「ところで田村――俺が死んだ後、異世界に行っていたって言ったら、信じるか?」
俺の呟きに、田村は一瞬だけ戸惑ったような表情になった。
それこそ、何を言い出すんだとでも思ったのだろう。
それが普通の反応だろう、そう思ったのだが――
「信じますよ、先輩。不思議な事を目にしましたし、あの女性、妙に先輩っぽかったですし。今思えば、あの人は先輩だったんじゃないかな、なんて。そんな馬鹿な事まで思ってしまいましたし、ね」
「そうか。じゃあ、話してやってもいいけど、聞くか?」
俺が軽く笑いつつ聞くと、田村も小さく笑って答えた。
「ぜひお願いします」
と。
そうか……。
それでは、語るとしよう。
――俺が『転生したらスライムだった件』について――
書かれてないもん何も
>>49
加藤みたいな感じの人だったんじゃね
>>49
普通の通り魔
ただし主人公の部下に地獄見せられる
当事者として戦ってる間はイキってしまうのも仕方ない面もあるが
それを後から同僚に一から話すってすごい精神力だな
アニメ人気ないのも残当
つーか650万部も売れてるのが頭オカシイ
>>21
この手ではまあサクサクエピソード積み重ねて物語進むからな
似たようなエピソード繰り返して物語進まない奴多すぎるともいう
これは感動するわ
最期まで読んだ読者の精神力に
>>9
わらう
太宰治越えてる
「このときの主人公の気持ちを答えなさい」とか問題だしたい
この主人公って不老不死どころか普遍的な存在として永遠に生きることになるけど
それって絶対自分を殺してくれっつって狂うやつだよね
>>37
次回作のラスボスでしょ
>>38
昔ケータイ小説ってのが流行った
まず何より帰還までちゃんとやってること
ただ主人公の心の声の内容は流石にイタすぎる
アニメと違って謙虚さの欠片もねーなこいつ
最終的に神になったとかわろちぁ
異世界ではブイブイ言わせてたのに社畜に成り下がりだよ
Source: 超マンガ速報
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